かむ計画とは、田部井保が推進している、コンピュータの新しい入力装置の提案、またかむ付属コンピュータの提案を進める事です。
「かむ」とは、コンピュータの新しい呼び名で、「コンピュータ」という言葉を漢字一字で表す必要を感じていた田部井保が考えた新しい言葉です。「電子計算機」は論外で中国の「電脳」は中々良いのですが、漢字一字にするべきだとの思いから新しい漢字を作りました。CPUやメモリはシリコンから出来ているので、石偏とし、コンピュータが情報を伝えるという面での紙の代わりになるものという事から紙の旁の氏をもらって来て、石偏に氏という漢字としました。読みは、音読みで「し」、訓読みで紙の次に来るものという意味から「かむ」としました。
「かむ」の中心、「キーグリップ」は、1992年頃思い付いたのではと思います。もう少し後かもしれませんが。1996年に「キーグリップについて」という論文を書きます。そして2000年頃、特許の出願をします。しかし、拒絶理由通知が来て、特許事務所の方に意見書を書いて頂き、特許として認められますが、大分縮小された形での特許査定となってしまいました。2002年頃、更に2つの特許を出願しますが、それは拒絶理由通知が来て、意見書を出さなかったので、特許として認められませんでした。2006年頃、ボイジャージャパンのT-Timeで「かむ(石偏に氏)計画」という論文を発表します。2008年頃だったかに、普通のキーボードでかむ配列を持つウインドウズアプリを作ったのですが、Nキーロールオーバーのキーボードは当時はあまり無かったと思うので、実用には耐えられませんでした。2010年にiPadアプリとして「かむキーボード」をリリースしたのですが、片手用のソフトウエアキーボードで日本語入力にはあまり使い易いとは言えませんでした。2014年にボイジャージャパンのRomancerで「かも計画」という論文を発表します。「かむ」で芽が出ないので、一時的にかむの50音で考えた「かみ」の次「かも」にしていました。2019年頃から、自作キーボードでかむキーボードを実現する事に注力します。最初は片手から、両手にして、既存の自作キーボードの一部だけを使うという所から、2024年、最終的にかむ専用キーボードが出来ました。2022年頃、iPadアプリかむキーボードその2を作りました。しかし、片手だけでは使いにくいです。自作キーボードのかむキーボード両手板は、とても使い易いです。2024年から遊舎工房で「かむキーボード」を販売しているのですが、まだ売れていません。
2024年10月19日 田部井 保